障がい福祉サービスにおける就労支援の質を担保する上で、専門職員の配置は不可欠な要素です。「職場適応援助者養成研修修了者配置体制加算」は、厚生労働大臣が定める特定の研修を修了した職員を配置することで、事業所全体の支援体制を評価するものです。 本記事では、算定要件や留意点について解りやすく解説します。
職場適応援助者養成研修修了者配置体制加算とは?
職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修を修了した者を就労定着支援員として配置している場合に算定できる加算です。
対象サービス
就労定着支援
加算単位
120単位/月
算定要件
厚生労働大臣が定める研修を修了した者を就労定着支援員として配置しているものとして都道府県知事に届け出た指定就労定着支援事業所において、指定就労定着支援を行った場合
「厚生労働省の告示(平21厚労告178)では、この加算の要件となる研修として『職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修』を指定しています。これは、障がい者が職場になじめるよう、専門的な知識をもって本人や企業をサポートするスキルを習得するためのものです。」
障害者の雇用の促進等に関する法律施行規則 第二十条の二
2 前項第一号の研修は、次のいずれかに該当するものとする。
一 法第二十条第三号及び第二十二条第四号の規定に基づき法第十九条第一項第一号の障害者職業総合センター(次項第一号において「障害者職業総合センター」という。)及び地域障害者職業センターが行う訪問型職場適応援助者の養成のための研修
二 訪問型職場適応援助者による援助の実施に関し必要な知識及び技能を習得させるためのものとして厚生労働大臣が定める研修
留意点
「訪問型職場適応援助者養成研修」を修了した就労定着支援員を配置していれば、その事業所の就労定着支援を利用する全員に対して算定が可能です。
まとめ
「職場適応援助者養成研修修了者配置体制加算」は、単なる報酬の積み上げではなく、法に基づいた専門研修を修了したスタッフが在籍しているという「支援の質」を証明するものです。
専門知識を持つジョブコーチ(職場適応援助者)がチームに加わることは、利用者だけでなく、受け入れ先の企業にとっても大きな安心材料となります。結果として、地域や企業から「質の高い定着支援を提供できる事業所」として信頼を得ることにもつながるでしょう。


